某スマホアプリのガチャの返金訴訟を行う話③

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こんばんは、Tomasです。
返金訴訟の話の続きです。
今日は訴状を出してきました。

こちらの続きです  ③←いまここ



というわけで、訴状出してきました

結果から言うと、訴状を出してきました。お仕事、半日休みいただいて。休暇理由は「消費者の権利を守るため」としておきました。多分、何もなければ休暇理由は確認してないと思うので、通るでしょ。

結局、前回の記事から何も進展はなかったのですが、訴状書くのに月曜日4時間。証拠書類書くのに、火曜日5時間。結構かかりましたね。作るの。そんなわけで、訴状提出が今日になったのです。

慣れてないので書くのは大変だったし、実際10時間程度はかかってます。よく時給換算すると割りに合わない、なんて話も聞きますが、Tomas的には仕事時間外の自分の時給なんて100円やそこらなもんだと思ってますので気になりません。それに少し楽しかったですからねー、訴状書くの。何回もやると飽きるとは思いますが。

訴状の相手は、某スマホゲーム98 作ってる会社。発行株式1株で、資本金1万円のあの会社ね。そこの代表取締役を一応の相手にしてます。ホントはあの日本語が不自由なアジア系(推測)サポートに訴状を出したいところですが。訴状出したので、このブログの関連画像もすべて差し替えてます。著作権だなんだって狙い撃ちされると面倒なので。

消費者生活センターにも行ってきました

「188番」からつながる消費者相談窓口に電話して、「今から行くんで場所教えてください。」と消費者生活センターと呼ばれるところに行ってきました。

結論から言うと、こちらはあまりアテにできないかなぁ。と。
ほんわかしたおばちゃんが対応してくれました。

Tomas「こうこうこういう事情で、訴訟の準備もしてるんですが。念のためこちらにも報告しておこうと。」
おばちゃん「あー、ゲームね。わたしゲームしたことないから話についていけてないー。」
おばちゃん「息子がねー、やってるんですけどねー・・・・(略)」

Tomas(これ、あかんやつやな・・・)

Tomas「OKです。とりあえず相談に来た、という事実だけ。訴状と証拠書類あるので、これだけ目を通してください。」
おばちゃん「わかりましたー。でもゲームのこういう訴えはよくあるけど、あまり思うようにいかないみたいですよ」
Tomas「でしょうね。こういうの証拠確定させるの大変ですからね。」

おばちゃん「こちらではあまり力になれませんが、もし必要でしたら消費者庁に・・・」
Tomas「Webからの通報のやつですね。わかりました。ありがとうございます。」

というやりとりでした。誰が当たるか、なんて運の良し悪しもあるんだろうけど、基本はお役所だからね。しかたない。ちなみにWebからの通報はすでに済ませておりました。

裁判所に突入

平日だし空いてるだろう、と思って行ってみたら、そこそこ車止まってるのね。「うわー」なんて思いながら入ると、民事のところにお客さんは誰もいなかったね。
全体でいうと、おじいちゃんが散歩がてら来て法廷見たりとか、軽い集会所っぽくなってたりもしてました。Tomasも少し法廷見ようかと思ったけど、ちょっと疲れてたので今回は我慢。

で、民事の部屋入って説明を少し。訴状と証拠書類提出して、多少の指摘を直して終わり。10分くらいかな。案外早く終わりました。正確にいうと、近くの郵便局に切手と印紙買いに行ったので、トータルでは30分くらいかかってますが。

噂には聞いてたけど、事務官っていうの?その事務の人の高圧的な態度。名乗らないし、ここでも気分悪い思いすることになるとは。まぁ少し気持ちはわかるけどね。裁判所なんて面倒なことしかないだろうし、性格歪んでくるわなー。
後ろから同じ事務官の女性が補足したりしてるのを鬱陶しそうに捌いたり。最後に自分だけ席を立つし、こっちはお礼言ってるのに会釈すらしない。

うん、やっぱり気分悪い。切手や印紙で一応お金払ってる形だし、書類預けたわけだから名乗らないのはやっぱおかしいよなぁ。明日、電話して名前聞いておこう。名前知られたら急に丁寧になる人もいるみたいだからね。

んで、全部終わったら、その人の名前で苦情入れよう。うん、そうしよう。
※Tomasは決してクレーマーではありません。

裁判所の事務官の態度が悪いのはよく聞く話なので、「裁判所 事務 態度」なんかでググるといろいろ見れて楽しいですよ。弁護士の先生からの苦言なんかもあったりするしw今回の態度悪い件は次回以降、どっかで書こうと思います。

何にしても、仕事で人と接するなら、誠意ある対応しないと面倒だよね、ってことかな。
ゲーム会社も、裁判所の事務官も。もちろん、僕たちも。

かかったお金

切手で5000円分。印紙で1000円。合計6000円ですが、これは裁判に勝つと相手に請求できます。勝ったら、だけどね。

毎年、年賀状の余りを切手に交換(1枚5円で替えてくれます)してたのが家に溜まってたので、それを持参しました。が、5000円分の切手の構成が決まっていた(500円切手〇枚、100円切手〇枚・・・)ので、その切手をさらに交換してもらいに郵便局へ。交換手数料(1枚5円のやつね)も切手で払えるので実費は収入印紙の1000円のみ。

余分な切手やハガキなんかがないよーって人は6000円、まず必要になりますね。(ウチの管轄の裁判所はね)

勝算はあるの?

こればっかりはやってみないとわかりません。なのですが。消費者センターの人が言ってた「ゲームのこういう訴えは、あまり思うようにいかない」というのは、証拠が足りてないんじゃないかなぁと。

例えば、「10%で出ると言ってるものに1000回回しても出なかった」という訴えは多分、通らないでしょ。これだとただの運が悪い状況の説明ってだけだから(ちょっと極端すぎる例ですが)。これが複数人出てきて、もっと統計的に異常と言える数字が出てきて初めて、消費者庁なんかが動いて、立ち入り検査なりして、結果がわかるのね。それでもそれが即返金となるわけではないのがタチの悪いところで。消費者庁がやってくれるのは、ただの注意までです。調査の結果なんかも開示してくれないって残念なことになってる案件もあります。だから、ユーザにはいつまでたっても、何をしても証拠がない。

訴訟となると、基本的に原告側が証拠を準備しないといけないので、例えば「100万入れて出なかった」というのを、「確率表記に虚偽の記述があった」とか「その間、ガチャのシステムに異常があったため狙いのガチャが排出されなかった」ということの証明をしなければなりません。多分、ここが難しいのね。そんなのわかんないじゃん、普通。ゲームってのは運営が有利なようにできてるし、裁判は原告が立証責任があるっていう不利な状況からのスタートだし。だからゲームの違法行為と返金訴訟は食い合わせが悪い。というか、勝ち目が薄い。

消費者庁に相談してもゲームに対して注意喚起や指導はあってもユーザーには何も返ってこない。ユーザーが行動起こそうとしても証拠がない。詰んでるわけです。

ところがTomasには証拠があります。運営が記載している確率表記と実際の確率が違うという事実と運営の発言。また、「それは景表法違反だよ」って指摘に対して「実はここにちゃんと書いてる」(実際は書いてない)という虚偽の発言と、その発言が虚偽である証拠。これがあるのですね。これで景表法違反は確定。あと詐欺も取りたいって考えています。
そして証拠書類も半分くらいしかまだ出してませんので、極端な話、運営側が例えば画像改変して出してきたとしても大丈夫。あとから提出して戦えます。

今回は少額訴訟なのですが、通常訴訟に移行されたとき時間がかかって面倒です。まぁその時はこっちは被害届出しちゃいますけどねー。

ともかく、勝算は(素人考えでは)ある。

ただ一つ残念なのは。
Tomasが勝っても、ちょっとしか返ってこないこと、かな。ちょっとしか課金してないからねー。この件は出した分以上は請求できません。
ま、これで負けてもブログに載せる以上、ノウハウは蓄積していきますよね。

今後の予定は?

ユーザーが泣きをみるこの現状が普通であるとは思わないので、少しでも困ってる人の参考になればと思い、続きも書いていきます。
これから少し待ちの時間等、動きは悪くなると思いますので、次回は訴状の書き方サンプル載せましょうかね。

ではではバッハハーイ(`・ω・´)ゞ

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コメント

  1. 匿名 より:

    え?自分でギャンブルをしておきながら当たらなかったら返金ですか?
    ちょっとおかしいのでは

    • 匿名 より:

      当たらなかったから、ではなく
      確率の表記に嘘、または誤解を招く表記があり
      さらにそれを指摘したところ
      「apple社に詐欺紛いの申請をして返金してもらってね」
      という返答をもらったから、ですよね。